豆知識

中古コンテナの倉庫は本当に使える?実際に導入してわかったメリットと注意点

投稿日:2025年4月18日 更新日:

中古コンテナ倉庫って実際どうなの?

「倉庫を持ちたいけど、新品は高すぎる」「土地はあるけど建物を建てる余裕がない」──そんなときに注目したのが“中古コンテナ”でした。

もともと海上輸送に使われていた頑丈なスチール製コンテナ。それが今、倉庫として再活用されていることをご存じでしょうか?

結論から言えば、しっかり選べば中古でも十分使えるどころか、用途によっては新品以上のコスパを発揮します。

どんな人が中古コンテナを選んでる?

  • 農業・建築業の資材保管をしたい人
  • バイクやキャンプ道具の保管場所がほしい個人ユーザー
  • 工場・ヤードに追加の収納スペースがほしい企業

など、多種多様。特に最近は個人の問い合わせが増えています。

新品との違いは?耐久性や劣化具合は?

中古といってもピンキリです。外装にサビや凹みがあるものもあれば、 "1回使用品(ワンウェイ)"のように新品同然のものもあります。

大事なのは、JIS規格やCSCプレートの有無、床の状態、におい、気密性などを確認すること。


中古コンテナを倉庫にしたリアルな体験談

私自身、ハレコンテナを通じて20フィートの中古コンテナを倉庫として導入しました。

購入前に悩んだことと解決方法

  • サイズは合うか? → 敷地にメジャーをあててシミュレーション
  • 雨漏りしないか? → 気密テスト済の個体を選定
  • 設置は自分でできるか? → 専門業者に委託(ユニック車で30分で完了)

設置までにかかったコストと期間

  • 本体価格:約30万円(20ft)
  • 輸送費:約6万円(距離により変動)
  • 合計:約36万円、納品まで10日

実際に使って感じたメリット・デメリット

メリット

  • 夏場でも風通しを工夫すれば室内は快適
  • 鍵付きでセキュリティも安心
  • 移設も可能なので土地の有効活用がしやすい

デメリット

  • 夏は直射日光で屋根が熱くなる(断熱処理で解決)
  • 中古特有のにおい(床張り替えで対応)

中古コンテナ倉庫のメリット・デメリット

メリット① 費用が安い

新品と比較して安い。予算に余裕がない場合や複数台導入したいときに◎。

メリット② サイズが選べて拡張性あり

10ft、12ft、20ft、40ftなどバリエーション豊富。並列・縦列に配置することで拡張も可能。

デメリット① サビ・においなどの劣化リスク

塗装・床材の劣化が進んでいる場合があるため、現物確認は必須

デメリット② 建築確認や設置場所の制約

自治体によっては設置に建築確認申請が必要な場合も。平坦な地面と基礎の確保も忘れずに。


後悔しないための中古コンテナ選びのポイント

JIS規格とコンディションの見極め方

"中古でもJIS規格を満たすもの"は信頼性が高く、密閉性・耐久性も◎。

倉庫用途に向いているサイズと改造例

  • バイクガレージ → 10ft〜12ftにシャッター取付
  • 農業資材倉庫 → 20ftを2台横並びで使用
  • 事務所併設型倉庫 → 40ftに内装工事をプラス

設置前に確認すべき法的ポイント

  • 設置場所の用途地域(住宅地だと制限あり)
  • 建築確認申請の要・不要
  • 境界線や道路からの距離制限

まとめ|中古コンテナ倉庫は「アリ」?「ナシ」?

結論:アリです。むしろ賢い選択。

予算を抑えつつ、必要な収納スペースを手に入れるには最適な手段。ただし、

  • 状態の見極め
  • 法的確認
  • 適切な設置方法

この3つだけはしっかり抑えておきましょう。

中古コンテナを倉庫として利用することは、初期コストを抑えつつ、高い耐久性とセキュリティを備えた保管スペースを確保できる魅力的な選択肢です。しかし、中古品であることによる状態のばらつきや、断熱性・気密性の低さなどのデメリットも理解しておく必要があります。

ハレコンテナでは、実物確認・設置相談・カスタム対応までワンストップで対応可能です。興味のある方はぜひご相談ください。

-豆知識

Copyright© 海上コンテナ・中古コンテナに関する豆知識 , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.